施工事例
御幸町の家
「御幸町の家」の敷地は大型商業施設にほど近い分譲地の一画にある。
周辺には”サイディング”を張った軒の出も短いハウスメーカーの家が立ち並ぶ中で、外壁に焼杉板を張って軒もしっかり出した御幸町の家は、一際存在感のある佇まいになっている。
広々としたビルトインガレージは雨や雪の日でも車の乗り降りの際に便利で、子育て世代の建主からも好評をいただいている。
リビングの天井は勾配天井とし、南側には大きな開口部をつくり、光を室内に取り入れるが、縁側を設けることで夏場の強い日射も完全に遮蔽し、涼しい内部環境を作り出している。存在感のある障子は、リビングと和室で組子の意匠を変えている。自然光を優しく拡散させることで、落ち着きのある室内になった。
造作のキッチンと食器棚は、建主と打ち合わせを重ねながらこだわったもの。杉の無垢板で造ることで、床や天井に張った杉板との一体感を持たせている。
広々とした書斎スペースには本がたっぷり収納できる吊棚があり、その下に手元灯として仕込んだ間接照明によって、漆喰の壁のテクスチャーが美しく現れている。
近くに大きな幹線道路が走っているが、高気密高断熱住宅のため遮音性能にも優れ、静かな住環境ができてる。
施工内容
延床面積 | 107.07㎡(32.38坪) |
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構造形式 | 木造軸組工法 |
主な外部仕上げ
屋根=ガルバリウム鋼板 | |
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軒天井=垂木・野地板現し | |
外壁=焼杉板 |
主な内部仕上げ
天井=漆喰・杉羽目板 | |
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壁=漆喰・杉羽目板 | |
床=杉フローリング |