5年を経て

今年5年目を迎えたお住いへ伺わせていただく

海岸へも近く閑静な住宅街に佇む
建物です

敷地の持つ特性を最大限に生かされた
ゾーニングと間取りが特徴的な建物です

ご覧いただける桜の木を中心に
ユッタリと庭に向けて開くように各居室を配置し
1.2階とどの空間からも庭を愛でる事の出来るよう
計画されています

広間開口から延びたデッキは視線を中心の桜に導き
和室からもまた角度を変えた目線で周辺の緑を愛でる事が出来

またダイニングテーブルからは開口を地窓にせず
低い腰壁を設ける事で落ち着いた空間とし
窄まりのある空間からのイメージ的な庭への広がり感を持たせています

 

5年目を迎えた熱処理を加えた杉のデッキ材
とても味のある色合いとなって足裏の肌触りも良く
杉の独特の浮造りの様な年輪の紋様もまた美しかったです

梅雨も明けた強い陽射しの下ではありましたが
庭の木々を渡る風と日影がとても心地良い建物でした

これかの時の経過がもたらす建物と庭との
関わりがこれからも楽しみなお住いです