テクスチャーと職人と家づくり。

大工さんによる内部造作を終えて
内装仕上へと進んだ建物にて
左官職人さんと別件の相談事に足を運ぶ

漆喰作業も下塗りをほぼ終えて
各居室の仕上げへと作業を進めていところです

以前にも紹介をさせていただいたように
この漆喰を用いた職人さんによる仕上

金鏝で抑えた後に水分を含ませたスポンジを
横に引き紋様を描きます

経験値が物を言うところでもあるのでしょうが
やはり高い技術が求められるところです

自然光に照らし出される紋様
また夜 灯りの下に浮かび上がるその表情
のどちらも異なった大変美しいものです

自然な素材をもって仕上げられる
ノモトホームズの家
各素材のテクスチャーの表情は
この職人さん達の高度な技術と高い設計力に
よるところです

仕上られた空間は年数を経ても

その表情を変える事無く
更に味わいのあるものとなります

欠く事の出来ない職人さんの技術
高齢化の進む昨今
この技術の継承させていく事もまた
熟慮して行かなければならない事の一つと考えています