家づくりは選択の連続

こんにちは。営業設計の竹村です。

 

まずは告知からです。

前回の私のブログでもご案内させていただきましたが、

1月31日（日）10:00～11:00に、zoomを使ったオンラインイベントを開催予定です。

イベントタイトルは「小さな住まいで大きく暮らす10の極意（仮）」。

これには「－住宅オタクによるここだけの話－」というサブタイトルがありまして、

普段建築家の伊藤さんと私たちが設計に取り入れている設計手法や意匠的な考え方、

ハウスメーカーでは真似できないノウハウ、家づくりの極意みたいな、

ものすごくマニアックかもしれない話を、

zoomを使って伊藤さんとの対談形式でお伝えさせていただこうという企画です。

 

本当に私たちは設計が大好きで、住宅が大好きで毎日楽しくやっていますが、

普段設計のどんなところに気を使っているか、どんなことを考えながら設計しているか、

舞台の裏側でどんな打ち合わせや検討を繰り広げているかを、「ここだけの話」として

お話させていただこうという内容になっています。

ちなみに「10の極意」としていますが、10では全然足りないくらいです。

例えばその内の何個かを紹介しますと、

・天井高さに差をつけろ！

・サッシの高さは場所ごとに変えろ！

・不要な線は消せ！

・寸法を攻めろ！

などなどです（自分たちへの訓示という意味合いもあって、命令形にしています）。

これらは、お客様へのご提案の際には、

特にドヤ顔で強調してお話することではないのですが、

実は舞台裏では綿密な計算があって・・・という、「なぜその天井高さなのか」

「なぜその寸法なのか」「なぜ窓の高さが揃っていないのか」といったことを、

実例写真等も交えながら、ざっくばらんにお話させていただく予定です。

いわば、映画やドラマでいう所のメイキングみたいなものでしょうか。

 

ちなみに、本当にゆる～い雰囲気で開催したいという伊藤さんの想いにより、

お茶菓子やコーヒーなんかをそばに置いて、お気軽にご参加いただければと思います。

ですから、セミナーでも勉強会でもありません。

雑談、井戸端会議、よもや話・・・そういう感じです。

zoomによる開催のため、参加をご希望の方にはご招待メールをお送りしますので、

イベントページができましたら、そちらよりお申し込みください。

イベントページはこの土日中に立ち上げようと思っています。

あるいはこのブログをお読みいただき、申し込みしたい！という方は、

資料請求ページからでも大丈夫です。

よろしくお願いいたします。

本日のブログは、「家づくりは選択の連続」という話です。

家づくりは計画から竣工まで、選択や決断に迫られるシーンがたくさんあります。

例えば家づくりのスタートは、工務店やハウスメーカーを選ぶところから始まります。

ハウジング情報誌を見たり、展示場を回ったり、ホームページを見たりしながら、

自分の理想の家づくりができる会社かどうかを吟味していくわけです。

まずは一緒に家づくりを行うパートナー選びという大きな選択があるわけです。

 

具体的に話を進めていくと、どこに予算を配分するかの選択が必要となります。

この設備が欲しい、子ども部屋はこの大きさが欲しい、LDKは18畳いる！などなど、

マイホームを考えているとどんどん楽しくなってきて、夢はどんどん大きくなりますよね。

もちろん私もそうでしたが、ご予算あっての家づくりなわけですから、

こういった場合は、「無いとダメか、無くても良いか」で検討して、

判断していく必要があるわけです。

 

照明器具や家具でも、選択が必要です。

大きさは？値段は？メーカーは？

こだわり始めるときりがありません。

しかも最近ではインスタでいろいろ調べられますので、

これまた選ぶのが難しいですし、私は毎日のように悩んでいました・・・（でも楽しい！）

 

契約が決まった後の「色決め」は、ハウスメーカーさんであれば、

フローリングの床材選びから始まり、ビニルクロス選びに時間をかけ、

新建材の色をとにかくこと細かく決めていきます。選択の連続です。

私はハウスメーカー時代、それこそドアのハンドル形状、巾木の色や大きさ、

場合によっては外壁のコーキングの色まで！お客様にご説明し、選択いただいていました。

ハウスメーカーはいかにクレームを避けるかに重きを置きますから（私見です）、

「こんなだとは思っていなかった！」というのを死ぬ気で避けるべく、

これでもかとシラミツブシにご説明していたわけです。

お客様もさぞかし大変だったかと思います。

 

一方でノモトホームズの家づくりは既に「作風」が出来上がっているわけですから、

そういう意味では選択肢が少なく、お客様にとっては楽かもしれません。

仕様はとにかく吟味したものを標準化していますし、

自然素材なので「漆喰は漆喰」、「杉は杉」で選びようが無いわけです。

「木か、木じゃないか」「漆喰か、漆喰じゃないか」くらいです（ローランドみたい！）。

そうやって仕様はある程度お任せいただきますが、

重要なところやお客様にご参加いただきたいところ、趣向が表れるところ、

ご要望をいただいたところについてはしっかりとお打合せをさせていただきます。

もちろん、木を塗装する場合はサンプルを作って色の確認をさせていただきますし、

襖紙の色は厳選した数種類のロクタ紙の中からお選びいただきますし、

意匠的に大事なポイントは図面を作ってしっかりご説明させていただきますし、

収納のレイアウトなどは使い勝手をヒアリングしながらご希望に寄り添います。

食卓の顔になるペンダントライトは、とっておきのものをお選びいただけるように

ご提案させていただきますし、造園を考える際は好きな植物もお伺いします。

一緒に家づくりをした！と思っていただけるような、

充実感のある選択を行っていただけるよう、二人三脚の打ち合わせを目指しています。